炎症が治まっても痛みが続く場合、それは火災報知器（痛みを感じる神経）が過敏になっている状態です。家はもう燃えていないのに、センサーが壊れて“ピーピー”と鳴り続けているイメージです。 この状態がいわゆる「慢性痛」です。葛飾区の整体院に来られる方でも、病院で「異常はありません」と言われたのに痛みが消えないケースは多く、この“誤作動した火災報知器”が原因の一つとなっている可能性があります。

体には本来、傷んだ場所を修復する“自然治癒力”があります。これは家を建て直す“大工さん”のような存在です。時間をかけて壊れた組織を修復し、痛みが軽減していくのが通常の流れです。 しかし、大工さんがきちんと働いてくれるためには、血流・栄養・適度な動きが必要です。安静しすぎたり、逆に負担をかけすぎると、大工さんの仕事が進まなくなり、回復が長引いてしまいます。

実は炎症を繰り返す人は、日常生活に“火種”が残っている場合が多いです。それは、姿勢の歪み・体の使い方のクセ・関節への過剰な負担などです。 家を再建しても、毎回同じ場所で火事が起きてしまう原因を見つけない限り、炎症や痛みは繰り返されます。葛飾区で整体に通われる方にも、「火種を断つ」ことを意識して施術・セルフケア指導を行うことが、再発予防と根本改善のカギになります。